チーズの味が濃厚でなめらかな口当たりが癖になる「チーズケーキ」。ニューヨークやレア、スフレなど、その種類の多さも人気の秘訣です。それぞれ見た目や味が異なるため、自分の好みやその日の気分によって選ぶ楽しみもあるでしょう。

今回は、数多くあるチーズケーキの種類の中で、バスクチーズケーキとベイクドチーズケーキの2つをご紹介します。それぞれの特徴や違いについて解説するので、お好みに合った一口を見つける手助けにしてください。

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バスクチーズケーキとベイクドチーズケーキの違い

バスクチーズケーキとベイクドチーズケーキは、どちらも高い人気を誇りますが、見た目や味に関しては、それぞれ独自の特徴を持っています。ここでは、見た目、材料、味、焼き方といった4つの観点からそれぞれの違いを解説します。

見た目

あえて表面が焦げるように高温で焼き上げるバスクチーズケーキの上部は、黒くインパクトのある見た目をしています。ホールケーキから切り分けると、外観は黒く焦げているのに対し、内部は綺麗なクリーム色で、色の対比が鮮明な、見た目にも美しいケーキです。ベイクドチーズケーキは、きつね色に綺麗に焼き色を帯びており、ケーキの美味しさを引き立てているような上品な見た目です。

材料

バスクチーズケーキもベイクドチーズケーキも、卵、砂糖、薄力粉と基本的な材料は、ほとんど同じですが、クリームチーズの量に大きな差があります。より濃厚なチーズの風味を持つバスクチーズケーキには、ベイクドチーズケーキよりもふんだんにクリームチーズが使用されています。

また、ベイクドチーズケーキは、クッキーやビスケットを砕いてボトムとして使用しますが、バスクチーズケーキにはないので、ボトムとなる材料は必要ありません。

味

バスクチーズケーキとベイクドチーズケーキは、その味わいにおいても明確な違いがあります。バスクチーズケーキは、クリームチーズの量が多いため、濃厚で風味豊かなチーズの味わいが際立つケーキです。表面の黒く焦げた部分はカリッとした食感で、カラメルの香ばしさが加わり、チーズケーキの風味に深みを与えます。

中心部分は、やや半生の状態のものが多く、内部のトロッとしたクリーミー感がリッチな気分にさせてくれます。ベイクドチーズケーキは、なめらかな食感で、クリームチーズの甘さと柔らかさを感じられるコクのある味です。

焼き方

バスクチーズケーキは、230℃～250℃の高温に入れて30分程度で焼き上げるのに対し、ベイクドチーズケーキは、170℃で45分～1時間程焼いて作ります。高温短時間の焼き方により、ケーキの表面が黒く焦げながらも中心部分がレア状態で残る、バスクチーズケーキ特有の見た目と味になります。

ベイクドチーズケーキは、比較的低い温度で長い時間焼かれるため、ケーキ全体が均一に焼き上げられ、クリームチーズのなめらかな質感を保てます。このように異なるケーキの焼き方によって、バスクチーズケーキとベイクドチーズケーキの特徴的な見た目や味が作られるのです。

その他のチーズケーキの種類

バスクチーズケーキとベイクドチーズケーキ以外にも、チーズケーキにはさまざまな種類が存在します。ニューヨークチーズケーキは、クリームチーズをふんだんに使用し、ゆっくりと加熱することで、口に入れた瞬間に広がる密度の高い濃厚なチーズの風味が特徴的です。

レアチーズケーキは、オーブンで焼かれず、冷蔵庫で冷やして固められるため、しっとりとしたクリーム状の質感を持ちます。さっぱりとした味わいで、冷たく爽やかなデザートとして人気です。スフレチーズケーキは、卵白をしっかりと泡立てて作る、ふんわりと軽い口当たりが人気のケーキです。

それぞれの特徴を知って、美味しさを食べ比べよう

今回は、バスクチーズケーキとベイクドチーズケーキの違いや、その他のチーズケーキの種類についてご紹介しました。バスクチーズケーキは、高温短時間で焼き上げるため、表面は焦げてカリッとした香ばしさを持ち、中はトロっとした濃厚なチーズの味わいを楽しめます。ベイクドチーズケーキは、低温長時間で焼き、全体的にしっとりとした食感で、チーズの風味を感じられます。

その他にも、ニューヨークチーズケーキ、レアチーズケーキ、スフレチーズケーキと、色々な種類があるので、それぞれの特徴を知って、美味しさを食べ比べてみましょう。