ゴマはストックしておくと便利な食品ですが、消費し終わるまでに時間がかかるため、どのように保存すればよいか気になりますよね。そこで今回は、ゴマの正しい保存方法をご紹介します。ごま油や練りごまなど、ゴマ製品の保存方法も併せてお伝えするので、ぜひチェックしてみてください。

この記事を読むための時間：3分

ゴマの正しい保存方法

ここでは、いりゴマやすりゴマの正しい保存方法を紹介します。ゴマの香ばしさをできるだけ長く保つためにも、ぜひ実践してみてください。

開封後

風味や食感をキープするためにも、開封済みのゴマは、乾燥した冷暗所で保存するようにしましょう。湿気の多い場所に保管するとゴマが傷みやすく、直射日光が当たる場所だと酸化が進んでしまいます。日本の気候上、乾燥した状態をキープするのは難しいため、冷蔵庫で保存する方法がおすすめです。年間を通して湿度と温度が一定に保たれているため、ゴマの保存に非常に適しています。

未開封

未開封のゴマは、常温のまま保存できます。遮光効果のあるパッケージの場合は問題ありませんが、透明のパッケージの場合は酸化しやすいため、高温多湿を避け直射日光の当たらない場所に保管しましょう。

ゴマの保存は密閉することがポイント

開封済みのゴマは冷蔵庫で保存したい方が良いとお伝えしましたが、冷蔵保存をする際であってもしっかりと密閉することが大切です。ジッパー袋に包装された状態の商品もありますが、ジッパー部分の隙間に細かいゴマのかけらが詰まった場合は、完全に密閉できていません。

開封後は、密閉できる瓶や袋に移し替えて保存するか、ジッパーの汚れをその都度取り除くように心がけてください。

ゴマの賞味期限

未開封の場合は、パッケージに記載されている賞味期限に従いましょう。一般的には、およそ6ヶ月〜1年程度とされています。開封済みの場合は、およそ3週間〜1ヵ月を目安に食べ切りましょう。ゴマ自体は水分含有量が少ないため、腐りにくい食品ですが、濡れた手で触ってしまったり、保存方法を間違っていたりすると、変質してしまう可能性があります。

購入時と比べて色が変わっている場合や異臭がする場合、ゴマとは別のツブツブが見える場合は要注意です。カビやダニが発生していたり、酸化していたりするサインです。このような状態になっている場合は、絶対に口にしないようにしましょう。

すりゴマの賞味期限はいりゴマよりも短い

すりゴマは、いりゴマを細かくすりつぶしたものです。そのためいりゴマよりも表面積が多く、味が落ちやすくなっています。開封後は、できるだけ早く消費するよう心がけましょう。それでもなかなか使い切れないという場合は、いりゴマで代用したり、その都度すり鉢で擦ったりすれば、酸化に慌てることなく使い切れます。

ごま油の保存方法

ゴマ製品の中でも特に馴染みのある調味料に、ごま油があります。ごま油をコンロの近くに置いているご家庭も多いようですが、高温環境下では中身が酸化しやすくなるため絶対に避けましょう。冷蔵庫に保管する必要はありませんが、流し台下の空間や戸棚など、直射日光の当たらない常温で保存してください。

練りごまの保存方法

練りゴマには脂質が多く含まれているため、冷たいところに保管していると白く固まってしまうことがあります。購入時の容器のまま、冷暗所で保存してください。練りゴマを使った後は、固まらないように容器の口部分をしっかりと拭き取ってからフタを閉めましょう。

ゴマを正しく保存して長持ちさせよう

本記事では、ゴマやゴマを使用した製品の正しい保存方法をご紹介しました。きちんと保存すれば、風味や食感を保ちながら長持ちさせることができるため、節約にも繋がります。ぜひ本記事の内容を参考にしていただき、ゴマを無駄なく食べ切ってくださいね。