ゴマの成分が健康に良いことはよく知られていますが、食べ過ぎるとどのような影響があるのか不安になっていませんか？どのような食べ物も、食べ過ぎは健康に良くないため、適正量も知っておきたいですよね。そこで今回は、ゴマの適性摂取量や食べすぎたときのデメリットを解説します。ゴマを食べる際の注意点も解説するので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

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ゴマの適正量は？

ゴマの適正量の目安は、1日大さじ1程度とされています。グラムに換算すると10gほどです。ゴマをメインに食べることはほとんどないと考えられるため、無理なく守れる量でしょう。食べ過ぎたからといって、すぐに健康上の問題を引き起こすわけではありませんが、過剰摂取にはデメリットがあるため後ほどご紹介します。

ゴマに含まれる主な栄養素

ゴマには、ゴマペプチドとセサミン、セサモリンなどの栄養素が含まれています。まずゴマペプチドは、ゴマのタンパク質を分解して得られる成分で、高血圧の予防に役立ちます。血圧が気になる方は、食生活の改善をした上で食事にゴマを取り入れてみると良いでしょう。

またゴマには、セサミンとセサモリンと呼ばれる成分が微量ながら含まれています。これらは血中LDLコレステロールを減少させる働きがある成分です。血管などの健康をサポートすることにもつながるため、生活習慣予防に効果を発揮するでしょう。

ゴマを食べ過ぎるとどうなる？

ゴマの適正摂取量は大さじ1程度だとされていますが、多少超えても特に問題はありません。しかし、過剰摂取している状態が継続すると、健康に支障をきたしてしまいます。ここからは、過剰摂取が続いた場合に起きるデメリットをご紹介します。

お腹が痛くなる

ゴマの表面は硬い皮で包まれているため、そのまま食べると消化不良を起こしやすい食品でもあります。少量であれば特に問題は無いのですが、大量摂取した場合は、下痢や腹痛などの症状が見られるかもしれません。またゴマは不溶性食物繊維が豊富に含まれているため、食べすぎると便が硬くなったり、カサが増えすぎてしまったりなどの可能性もあるでしょう。

太ってしまう

ゴマは、脂質を多く含む食品であり、総重量のおよそ半分が脂質でできています。脂質は、健康を維持するために大切な栄養素ですが、過剰摂取はカロリーオーバーを招き、肥満の原因になってしまうでしょう。

また、ゴマ大さじ1の脂質は小さじ1強の油に相当するとされています。一見すると大したことのないように見えるかもしれませんが、過剰摂取してエネルギーとして使われないと体脂肪に変わってしまうため注意してください。

ゴマを食べる際の注意点

ここからは、ゴマを食べる際の注意点を見ていきましょう。

胃腸が弱い方はすって使う

ゴマの皮は硬く消化しにくい食物です。胃腸が弱い方や消化不良を起こしやすい方は、すりごまを食べることをおすすめします。そうすることで皮もすり潰されるため、栄養成分をしっかりと吸収できるでしょう。

アレルギーに気をつける

ゴマは、アレルギーの原因となる可能性がある食品です。食品のパッケージなどを見たときに記載されている、特定原材料に準ずる表示推奨品目の一つに含まれています。アレルギーの有無が不明な方は、注意して口にするようにしましょう。また、赤ちゃんは離乳食期からゴマを食べられますが、念のためにも離乳食後期から食べ始めることをおすすめします。

ゴマを正しく食べれば、嬉しい効果がたくさん！

本記事では、ゴマの適性摂取量やゴマを食べ過ぎることのデメリットなどをご紹介しました。ゴマを食べ過ぎると腹痛や肥満のリスクがありますが、適正量を守って食べれば嬉しい効果をたくさん得られます。生活習慣の予防にも効果があるため、より健康な身体を目指す方はぜひ毎日の料理にゴマを取り入れてみてください。