お盆や年末年始などの長期休暇に帰省する方も多いでしょう。しかし、義実家へ帰省する際、気の利いた手土産を持って行きたいものの、どのようなものを持って行けば良いのか、悩んでしまうかもしれません。この記事では、帰省時に手土産を渡すべきかどうか、価格相場・マナー・選び方のポイントを解説します。

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帰省時に手土産は必要？

義実家への帰省時に、手土産は持って行くと良いでしょう。配偶者のご両親が「必要ない」と言ってくれたとしても、挨拶の際に手渡すことで喜んでもらえるはずです。長期休暇は、年に数回しかない配偶者の家族と会える機会のため、マナーを意識し、喜んでもらえる手土産を購入しましょう。

手土産の価格相場

義実家への手土産の価格相場は2,000～5,000円程度です。高額すぎる手土産は、気を遣わせてしまう可能性があるため、相場程度のものを持参すると良いでしょう。滞在期間が長い場合には、手土産の予算を多少上げても良いかもしれません。また、オフィシャルなシーン以外では、のしは必要ありません。のしをつける場合には、「御土産」や「御挨拶」などがおすすめです。

また、義実家に仏壇がある場合には、お供えするためのものを別で用意します。ろうそくや線香・果物が一般的です。お供え物には「御供」と書いたのしをつけます。しかし、地域によってもしきたりが異なるため、事前に配偶者やご両親に確認すると良いでしょう。

手土産を渡す際のマナー

手土産を渡すタイミングは、部屋へ通されてから仏壇へお参りし、落ち着いた頃が良いでしょう。冷蔵や冷凍が必要な場合には、早めに手渡しても構いません。手土産を紙袋から取り出し、一度自分の方へ向けて中身を確認してから、正面がご家族へ向くように回し、両手で手渡します。

立ったまま手渡す場合には渡した後に紙袋を畳み、座っている場合には先に紙袋を畳んでから差し出しましょう。また、「よろしければ召し上がってください」などと、一言添えながら手渡します。「つまらないものですが」などの謙遜は、手土産への印象が悪くなる可能性があることから、最近ではあまり使われません。

紙袋は、手土産に汚れや埃がつかないようにするためのもののため、渡してしまうのは失礼にあたるという考えがあることから、持ち帰るのがマナーです。しかし、ご家族が紙袋を再利用したい、あるいは、処分してくれると言ってくれた場合には、手土産と一緒に渡しても構いません。また、風呂敷に包んだ場合にも、風呂敷は持ち帰ります。

マナーを意識して手土産を渡すことで、ご家族にていねいな印象を持ってもらえるでしょう。

帰省時の手土産を選ぶポイント

帰省時の手土産を選ぶポイントを解説します。

多めに用意しておく

義実家に親族が集まっている場合があるため、みんなで食べられるように多めに用意しておきましょう。どれくらいの人数が集まるのか、事前に配偶者に確認するのがおすすめです。

好みに合わせる

配偶者の家族が、どのようなものが好みか確認しておきましょう。親戚が集まる場合には、幅広い年齢層が楽しめるものか、種類が多いものを選ぶのがおすすめです。また、自分が住んでいる地域でしか買えないものや話題のものは、なかなか買うことがないため喜ばれるでしょう。

賞味期限を考慮する

親戚が集まる場合には手土産も集まるため、食べきれない可能性があります。そのため、すぐに食べきれるものや賞味期限が長いものがおすすめです。また、保管場所が確保しやすいように、常温保存できるものが良いでしょう。

手土産を持って帰省先へ向かいましょう

遠方の場合、義実家への帰省は年に数回しかないかもしれません。配偶者の家族へ日頃の感謝の気持ちを示せる手土産を用意しましょう。事前に配偶者に好みや必要な個数を確認し、家族に喜んでもらえる手土産を探してみてください。